本寺院は仏舎利(お釈迦さまのご遺骨)を奉安する全国でも数少ない寺院です。
天正17年(1589年)開山、由緒ある寺。
善譽誓欣上人(ぜんよせいごんしょうにん)により承応3年(1654年)に千葉常周の持念仏であった恵心僧都作「阿弥陀如来」を本尊として、この地に遷化(せんげ→仏を移し祭ること)し開山しました。
元は真言宗「道光寺」であり、天正17年(1589年)浄土宗明珠庵と改めたが、開山の徳をしたい誓欣院と呼び、浄土宗 法界山「誓欣院」となりました。
万治3年(1660年)の大火で焼失したが、徳川家菩提寺、芝増上寺の聞誉随範上人により、寛政9年(1757年)今の湯前神社東側に本堂、庫裏が再建された。
この寺も火災をこうむり、いよいよ廃寺ならんとするときにも芝増上寺の了諦上人により、現在地に安政7年(1778年)初島の松材を使って、本堂、庫裏が再建された。
本院は昔から芝増上寺との関係が深く、本堂屋根には「葵の御紋」が使用されています。
子宝の松
樹齢推定800年 幹周約4メートル 樹高約27メートル
当院開山 承応3年(1654年・江戸時代)
以前よりこの地に生育していた クロマツ(雄松)です。2012年に初めて子松が生まれ、現在元気に成長し続けております。
この年に、誓欣院開山以来初めての子が第十九世心譽明頼代にも授かりました。
この松の大木に触れ参拝祈願することにより、子に恵まれない人に子が授かったと言われた為『子宝の松』と命名いたしました。